この記事は、私の5年間のリゾートバイト生活をまとめた総集編になっています。リゾートバイトで経験した辛かったことや、楽しかったことは、全てこの記事でまとめる予定です。(常時、更新していきます。)
少々長文になっていますが、これから初めてリゾートバイトをする方や、もっと楽しくリゾートバイトをしたい方向けに、なるべく分かりやすくまとめていますので、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
リゾートバイトに20代の半分を費やした男の人生をご覧ください。
- リゾートバイト5年間の全記録【リゾートバイト体験談まとめ】
リゾートバイト5年間の全記録【リゾートバイト体験談まとめ】
リゾートバイトを始める前の私
リゾートバイトの体験談について話す前に、私のバックグラウンドや、リゾートバイトを始めたきっかけについて触れておきたいと思います。
私の人生は、普通の人と比べると少し特殊だったかもしれません。ちょっとした自己紹介も兼ねて、自分がリゾートバイトを始めるまでの経緯から箇条書きしてみました。
1.中学卒業後、父親の母校という理由で工業高校に入学
2.工業高校が肌に合わず、通信制高校に転入
3.高校卒業後、コンビニバイトでお金を貯めフィリピンへ半年間語学留学
引きこもりだった私が、ノリと勢いでフィリピン留学へ
私は、10代の後半を「引きこもり」として過ごしました。中学卒業後に工業高校に進学しましたが、校風が肌に合わず、半年ほどで通信制高校に編入しました。
工業高校から通信制に転入したという劣等感から、「自分は他の同級生より劣っている」という劣等感を持ち始め、気付いたら家から一歩も出られない引きこもりになっていました。
この時から、自分のことを誰も知らない世界で生活していきたいと思っていました。周りの同級生はどんどん大学に進学していきましたが、私は進学せずにコンビニの深夜バイトでお金を貯めて、ネットでたまたま見つけたフィリピン留学をすることにしました。
4.フィリピンから帰国後、TOEICで800点を取得
5.中学生向けの個別指導塾で英語講師のアルバイト
6.20歳でオーストラリアへワーキングホリデー
7.オーストラリアから帰国後、空白の1年を過ごす
8.フィリピンの語学学校にインターン
9.フィリピンのインターンから帰国後、22歳で初めてのリゾートバイト
フィリピン留学でTOEICで800点を取得
フィリピン留学は私の人生においてとても大きな出来事でした。半年間という期間でしたが、最初の3ヶ月を真面目に勉強したおかげでTOEIC800点を取得することができ、学力に自信のなかった私でも、やればできるという感覚をつかみました。
また、高校生活をほとんど経験していない自分にとって、フィリピン留学のような同世代や上の世代の方々と、寮の中で一緒に生活するという時間は、本当にかけがえのないものでした。
フィリピン留学から帰国後、中学生向けの塾でアルバイト
フィリピン留学から帰国した後は、地元の同級生の紹介で、個人指導塾で英語講師のアルバイトを経験しました。半年間という期間でしたが、英語を教えることの難しさと、何かを教えるということの楽しさを実感しました。
半年間の塾講師のアルバイトもあっという間に終わり、私が教えていた中学生たちも高校へと旅立っていきました。フィリピン留学から帰国してからというもの、確かに塾講師のアルバイト自体は有意義で楽しいものだったけれど、自分の居場所はここじゃないと感じていました。
20歳でオーストラリアのワーキングホリデーを経験
そんな時に思いついたのがワーキングホリデーです。フィリピン留学で出会った友達は、ワーキングホリデーや海外留学の過程でフィリピン留学をしている人ばかりで、私が日本で塾講師のアルバイトをしている間も、彼らは海外で楽しく生活しているようでした。
引きこもりという過去を引きずりながら、地元の狭い世界で生きていくことを辞めたかった私は、気付いたらオーストラリアのケアンズ国際空港に降り立っていました。
オーストラリアでのワーキングホリデー生活は、朝はホテルの雑用として働いて、夜は街に出て飲みまくる、という若気の至りのような時間を過ごしました。オーストラリアは最低時給が高いため、いくらか貯金をすることはできましたが、オーストラリアでワーキングホリデーをするなら、「ダイビング」とか、「バックパッカー」とか、何か目標や、やりたいことがあった方が絶対に有意義だと思います。
オーストラリアから帰国後、空白の1年を過ごす
オーストラリアでのワーキングホリデーを終えて、地元に帰ってきた私は、まだ引きこもりだった過去を引きずっていました。フィリピン留学や、オーストラリアでのワーキングホリデーで色々な経験をしたけれど、地元に帰ってくると、なぜか精神的に弱ってしまうのです。
「空白」という言葉通り、オーストラリアからの帰国後は、今まで海外で過ごした有意義な時間を無駄にするかのように、パソコンで1日中ゲームをしたり、適当にブログを始めてみたりしました。
唯一、良かった点は、1日中パソコンの画面と睨めっこしていたおかげで、そこそこネットのことについて詳しくなれたことです。この時に始めたブログは閉鎖しましたが、蓄積したブログの運営ノウハウは、今このブログに活用することができていると思います。
初めてのリゾートバイトは長野県の白馬村!【リゾートバイト体験談】
さて、ここからが、リゾートバイト体験談の本編です。オーストラリアでのワーキングホリデーを終えて、1年間無駄に生活した私は貯金も底をつき、いよいよ仕事をしないと遊ぶお金がない、というところまできました。そこで思い出したのがリゾートバイトです。
10.初めてのリゾートバイトの職場が「白馬村」という自分にとって最高の場所だった
11.スキー・スノーボードに没頭する
12.リゾートバイトという働き方の可能性を感じた
リゾートバイトを始めたきっかけは、単純に地元で働きたくなかったからというのが大きな理由です。
そこで、フィリピンでインターンをした時に友達から聞いたリゾートバイトをしてみようと思い立ち、インターネットで一番上に表示された「ヒューマニック」という派遣会社に連絡をしました。
私の初めてのリゾートバイトは長野県の白馬村にある小さなホテルでした。目の前には、日本最大級のスキー場があり、外を歩くとすれ違う人は外国人ばかりで、まるで外国に来たかのような感覚でした。
仕事内容はフロントとルーム清掃で、外国人のお客様を対応することも多く、中抜けの時間は毎日スキーとスノーボードに明け暮れました。充実したリゾートバイト生活を送ることができました。
私がリゾートバイトにハマったのは、この一つ目の職場が最高にホワイトな環境だったからだと思います。実は今も定期的にこの職場にお世話になっています。
愛知県の廃れた温泉地にリゾートバイトをしたら最悪だった【リゾートバイト体験談】
13.白馬村での仕事を期間満了で終える
14.私にとって2つ目のリゾートバイトである愛知県の西浦温泉へ
15.職場が超ブラックでリゾートバイトの闇を知る
16.現実逃避をするためにひたすら映画を見る
16.なんとか期間満了で終了
白馬村で初めてのリゾートバイトを無事に終えた私は、「リゾートバイトって楽しい!たくさん遊べるし最高!」と完全に浮かれた状態でした。次の「リゾートバイトもきっと楽しいんだろうな」と、軽い気持ちで申し込んだ2つ目のリゾートバイトですが、結果的に超ブラックな職場でリゾートバイトの闇を知りました。
2つ目の職場では通常のフロントではなく、「ナイトフロント」として働いたのですが、仕事は簡単だったものの、生活環境が悪すぎて憂鬱な日々を過ごしました。普通のフロントや、レストランで派遣されていたら、期間満了で仕事を終えることができなかったかもしれません。リゾートバイトの闇を見た職場でした。
3つ目のリゾートバイトは愛知県の知多半島にある小さな旅館
17.白馬村で職場が見つからず愛知県の小さな旅館へ
18.英語が話せたおかげで自分の居場所を作ることができた
19.期間満了で終了
2つ目のリゾートバイトで完全に打ちのめされた私は、白馬村での楽しかったリゾートバイト生活が恋しくなり、白馬村に戻ることを決意しました。
しかし、時期はすでに2月の下旬。ウィンターシーズンも終盤に差し掛かる時期で、私が希望していたホテルのフロントの求人はもうなく、白馬村のグリーンシーズンが始まる7月まで、実家から近い愛知県の知多半島にある小さな旅館で働くことにしました。
3つ目のリゾートバイトとなったこの旅館は、海外資本の旅館で、台湾人のスタッフが多く、お客様も海外の方が多かったです。最初は料理長が怖くて、料理場に用事がある時はビクビクしていたのですが、次第に慣れてくるととても働きやすい職場でした。サーフスポットも近くにあり、雰囲気的には最高の職場でした。
1つ目の職場である白馬村のホテルに出戻り
20.白馬村での職場が見つかる(初めてリゾートバイトをした職場へ出戻り)
21.登山にハマる
22.ボルダリングにハマる
23.バックカントリースキーにハマる
24.トレイルランニングにハマる
25.彼女に出会う
季節もすっかり夏になり、1年以上ぶりに白馬村に戻ってきました。白馬村の夏は初めてで、冬とは違って閑散としていたのですが、それでも白馬らしい海外のような雰囲気がそこにはありました。私自身は、白馬といえば冬しか頭になかったのですが、夏の白馬を知ったことで、より一層白馬のことが好きになりました。
ここから、2年間の白馬村での生活が始まりました。思えば、この期間で登山やボルダリングにのめり込み、仕事よりも山について考える生活が始まりました。仕事が終わったら、歩いて近所のボルダリンジムに通い、夜遅くまで登って寮に帰るというルーティーンで、時間が過ぎるのがあっという間でした。
4つ目のリゾートバイトは長野県の白樺湖にあるホテル
26.新型コロナ直撃で白馬村のリゾートバイトをクビになる
27.リゾートバイトという働き方の危うさを実感する
28.ブログを始めることを決意
29.彼女と2人で白樺湖のホテルへリゾートバイト
新型コロナウィルスの影響で白馬村も客足が遠のき、とうとう雇用契約を解除されて、働く場所がなくなってしまいました。そんな時に見つかったのがこの白樺湖のホテルでした。
白馬村で出会った彼女と、2人でリゾートバイトをしたのですが、やはり、新型コロナウィルスの影響で休館が多く、週に2・3日程度しか働くことができませんでした。
この頃に暇な時間が増えたことで、何か他の収入源を確保しなければと思い立ち、リゾートバイト専門のブログを始めることを決意しました。
旅をしながらお金を稼ぐリゾートバイトは、自由奔放な感じで聞こえはいいけれど、真っ先に会社から首を切られるのは派遣社員であるリゾートバイトスタッフです。リゾートバイトの実情は、実際に働いている人たちにしか分からないので、リゾートバイトという働き方の表と裏を発信して、どんな風にリゾートバイトという仕事に向き合えば良いのかをこれからリゾートバイトをする方に伝えたいと思いました。
白馬村のホテルへ直雇用のフルタイムパートとしてリゾートバイト
白樺湖でのリゾートバイトは3ヶ月で雇用期間を満了し、白馬村へと舞い戻りました。前回までは、季節雇用の派遣社員として、繁忙期だけの契約でリゾートバイトをしていましたが、今回からは通年雇用のスタッフとして再度、白馬村のホテルで雇用してもらっています。(2023年現在)
正社員のお話も頂き、白馬村は大好きだし、このホテルもとても働きやすい職場なので、このホテルに就職する可能性を残しつつ、ブログや趣味をもう少し頑張ってみたいというのが現状です。
ここ1年は、トレイルランニングの大会に出たり、より本格的にクライミングに打ち込んで、山中心の生活を送っています。もう数年で30代に突入ですが、それまでには自分のやりたいことを全てやり遂げられるようにしたいです。
「リゾートバイト5年間の全記録!」のまとめ
さて、ここまでザックリと、私のリゾートバイト体験談をまとめさせていただきました。5年以上もリゾートバイトをしていると、色々なことがありすぎて、まとめきれていないので、これからも少しずつこの記事にまとめていきたいと思います。
リゾートバイト歴は5年で、これまでに4つの職場を経験しました。海沿いにある旅館や、スキー場の中にあるホテルなど、宿泊施設をメインにリゾートバイトをしています。現在は長野県のホテルで彼女とリゾートバイトをしています。