どうも、「実写版トシオ」こと@kiwi.jpnです。「お前、ホラー映画の呪怨に出てない?笑」と言われた回数は多分世界一です。あまりにトシオ君に似ているせいで、フィリピンに住んでいた時に、知らないフィリピン人のおじさんから「TOSHIO!TOSHIO!」と呼ばれたことがあります。 フィリピンでも呪怨は認知されているみたいです。
ちなみに、トシオというのは、映画に出てくるキャラクターのことです。
そんなホラーに愛されホラーを愛する私ですが、久しぶりにホラー映画にハマるきっかけとなった作品を見たので、皆さんに知って頂くべく記事にしたいと思います。ホラー映画が好きな人はきっと好きになる作品です!
私がホラー映画にハマるきっかけとなった作品
私は、趣味が映画鑑賞というくらい映画をよく見ます。最近はHuluやNetflixなどのネット配信サービスも充実していて、私も登録しているのですが、B級映画や有名ではない映画は配信されていないのが残念なところですよね。
どうしても見たいけれど配信されていない映画は、レンタルビデオ屋さんに行けば問題解決です。
先日、他の映画を借りる予定で、中学の頃から通っている近所のレンタルビデオ屋さんに行ったのですが、「オススメ!」のポップと共に見覚えのあるDVDボックスが紹介されていました。
それが今回ご紹介する「超」怖い話 TV完全版です。ちなみに映画ではなく全12話完結の短編ドラマ集なのですが、これが本当に面白いのです。初めて見たのはもう10年前だったと思います。あまりの面白さにホラーが嫌いなのを忘れ、夜中に電気を消して物語に夢中になりました。狂気的な怖さと奇怪的な怖さが上手く融合して物語の世界観にあれよあれよと吸い込まれていった感覚を今でも覚えています。
「超」怖い話 TV完全版
この作品は、日本ホラー文学界の鬼才・平山夢明原作の「超怖い話」シリーズのTVドラマ版です。2006年にテレビ神奈川で放送されていたものが再編集され、DVDとして発売されていました。今は販売停止となり定価10,500円だった価格も、プレミア価値が付いて高くなっているようです。監督は亀井亨。出演は菅田俊、野村恵里、鳥居かほり、宗政美貴。どの役者さんも素晴らしい演技なのですが、恐怖に捕われた狂気的な人間を演じる菅田俊さんがありえないくらい怖いです。
あらすじ(ネタバレ無し)
感想
主人公の三島役を演じる菅田俊さんの演技が凄すぎて、どんな役者さんなのか気になって調べたのですが、仮面ライダー8作目である仮面ライダーZXの主人公を演じていた方なのですね。まさかのライダー俳優で驚きました。
私が生まれる何年も前の仮面ライダーなのでシリーズ自体を見たことはありせんが、他にもキルビルやラストサムライに出演している有名な役者さんのようです。
菅田俊さんの怪演もさることながら、沙羅役を演じる野村恵里さんの演技もとても素晴らしく、恐怖感が肌で感じられるくらい伝わってきます。
私が個人的に好きだったのは沙羅の別人格を演じたマメ山田さんと沙羅のやりとりです。精神病院に行く沙羅に、「それくらいじゃ私は消えないよ」というマメ山田さんがシュールで面白いです。マメ山田さんは蘇りの血にも出ていますよね。マメ山田さんが演じる役はどれも不思議な感じでとても好きです。
この作品をオススメする理由
この作品にはスプラッター映画でよくあるような、急に大きな音を出して驚かすシーンは一切ありません。三島が集めた不思議な話しを軸に物語は進み、淡々と付せんを回収していきます。ホラーの中にも色々なジャンルがありますが、この作品ほど全てのジャンルのホラーを綺麗にまとめた作品は無いと思います。幽霊モノのホラーが好きな人、妖怪モノのホラーが好きな人、人間の狂気的なホラーが好きな人、とにかくホラーが好きであれば面白いと思うこと間違いなしです。三島は怖い話を集めているわけではなく、人々が感じた「恐怖」を集めているという観点から見るとより一層この作品が面白くなると思います。