この記事では、6ヶ月間のフィリピン留学を経験し、実際にフィリピンの語学学校で働いたこともある私が、フィリピン留学をしたらどれくらいTOEICの点数が伸びるのか、実際の体験を元にご紹介しています。
結果的に言うと、6ヶ月間のフィリピン留学で、英語力0からTOEIC800点まで伸ばすことができました。フィリピン留学は、英語力を伸ばす上で、とてもコスパの良い選択だと言えます。

19歳の時に半年間のフィリピン留学を経験し、英語力ゼロからTOEIC800点まで上げることができました。その後、オーストラリアでのワーキングホリデーや、フィリピンの語学学校でインターンを経験し、現在はリゾートバイトとブログで生計を立てています。
フィリピン留学でTOEICの点数はどれくらい伸びる?【英語力0からTOEIC800点を取得するまで】
フィリピン留学とは?
フィリピン留学とは、その名の通りフィリピンに語学留学をすることです。フィリピンでは英語が公用語として使われており、その人口の多さから、世界で3番目の英語公用国と言われています。
日本からフィリピンの首都であるマニラは、飛行機で約4時間と比較的距離が近く、語学学校の費用もアメリカやオーストラリアと比べると安価なため、近年では社会人や大学生の人気の留学先となっています。
フィリピンの語学学校は全寮制が基本
フィリピン留学の大きな特徴として挙げられるのが、語学学校と宿泊施設が一体化した全寮制システムです。フィリピンは日本に比べ治安が悪いこともあり、ホテル内に語学学校が併設されていたり、語学学校の中に寮があることが基本になっています。
アメリカ留学や、オーストラリア留学では、ホームステイ先を探したり、一人暮らしのためにお部屋を借りるといった手続きが必要になりますが、フィリピン留学では、語学学校に申し込みをした時点で住む場所を確保できるため、他の国に留学した場合に必要な手続きが、フィリピン留学では一切必要ありません。
また、フィリピンの語学学校には、日本人、韓国人、台湾人など、色々な国から英語を学びたい人が集まるため、日常的に英語を話さなければいけない環境があります。
語学学校によっては、「English Only Policy」という、英語以外の言語を使ってはいけない制度なんかもあるので、普通に生活しているだけでもどんどん英語力が上がっていきます。
フィリピンの治安について
フィリピンの治安は、先に言及した通り、日本と比べると天と地の差があります。フィリピンの首都であるマニラ近郊は、特に治安が悪いことで知られており、日本人だけで出歩くと、スリや強盗などの犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。
しかしながら、観光地として有名なセブ島や、教育指定都市として登録されているバギオは、比較的治安が良く、優秀な学生が多く集まっていることから、留学先としてはとてもおすすめの場所と言えます。
私はバギオに半年間留学しましたが、危ない目にあったことはありませんでした。しかしながら、置き引きやスリなど、留学生を狙った犯罪は後を絶たないため、外を出歩く時は気を付けなければいけませんでした。
フィリピン留学の授業はマンツーマン制
アメリカやオーストラリアの語学学校では、1人の講師と複数の生徒が授業をするグループクラス制が基本ですが、フィリピン留学では、講師と生徒が一対一で授業を行う、マンツーマン制が基本となっています。
マンツーマン授業のメリットは、分からないことがあれば、すぐに講師に確認することができる点です。授業内容も生徒の苦手分野に合わせてくれるため、グループクラス制を採用しているアメリカや、オーストラリアの語学学校よりも効率的に英語を学ぶことができます。
私が通っていた語学学校は、一日7時間のうち、5時間がマンツーマン授業で、残り2時間がグループクラスになっていました。私の場合は、グループクラスの予習を、マンツーマン授業の予習に使ったりしていました。
フィリピン留学で英語力を伸ばすコツ
スパルタ式の語学学校を選ぶ
フィリピンには数多くの語学学校が存在しており、それぞれ異なった特徴を持っています。中でもスパルタ式を採用している語学学校は、「English Only Policy」を徹底しており、外出時間や外出できる日にちも決められているため、短期間で英語力を伸ばしたい方にはとてもオススメだと言えます。
スパルタ式の語学学校は、何が何でも英語力を上げたい方にお勧めです。
TOEIC・IELTSコースを選ぶ
フィリピン留学では、日本での就職活動などに利用が可能なTOEICコースや、海外留学のために必要なIELTSコースなど、目的に合わせた授業カリキュラムを組むことができます。
また、ポイント保証コースという、TOEICやIELTSなどの点数の上げ幅を保証している語学学校が多数存在しており、資格という目に見える形で英語力を伸ばすことが可能です。
私がTOEIC800点を取得するためにしたこと
早起き&授業の予習(2時間)
私の場合、フィリピン留学の最初の頃は本当に英語が話せず、グループクラスで他の生徒の英語力に圧倒されて、涙目で授業を受けていた記憶があります。
何の授業かもわからないまま教室に入り、先生に英語で何かを言われて、ただ固まる。最初の1週間はそんな感じでグループクラスを受けていました。
悔しかった私は、毎朝5時に起きて、初日に配られた英語の学習本をひたすら解くという生活を始め、約3ヶ月ほどでそれなりに英語が話せるようになりました。
マンツーマン授業をグループクラスの予習に使う
私の場合は、どうしてもグループクラスで恥をかきたくなかったので、グループクラスで使われている教材を使って、マンツーマンクラスで先生と予習をし、グループクラスに備えるという形で勉強をしていました。
グループクラスの授業内容は、基本的にディベートや、ディスカッションが多かったので、自分の考えを英語にして、発言するという力が身に付きました。ディベートのような、必ず発言しなければいけない場は、覚えた単語をアウトプットする上でとても重要だと思いました。