こんにちは、@kiwi.jpnです。前にやっていたブログの過去記事を見ていたら、私が一生懸命にまとめたであろうワーキングホリデーの生活収支が出てきました。
このまま未公開にしておくのももったいないので、少しだけ手直しをして、このブログに再アップしたいと思います!
一応前置きをしておくと、私がオーストリアへワーキングホリデーをしたのは2014年の6月から2015年の2月のことで、今から8年も前のことです。
コロナ前とコロナ後では、ワクチン接種の必要性、物価の違いなどもあるので、細かい点については、それぞれ確認して頂ければ幸いです。
20歳の無謀な挑戦をご覧ください。
ワーキングホリデーの費用はいくら必要?【全財産25万円でワーホリした男の全記録】
ワーキングホリデー渡航前の支出は約15万円
こちらは渡航前の支出表です。
25万円しかなかった貯金も10万円になってしまいました。予想していなかったのはビザ取得のためのレントゲン費用です。ビザ申請時から過去5年以内に連続して3ヶ月間、結核の発症率の高い国に滞在していた方は、レントゲン撮影を受けなければなりません。
私は、フィリピンに6ヶ月間滞在していたので、レントゲンを撮る必要があったのですが、レントゲンを撮影する病院はいくつか指定されており、私が住んでいる愛知県には指定された病院がなかったため(2014年時)、京都の海星病院まで行く必要がありました。
雑費はその病院までの交通費や、空港までの交通費、夏用の服代や、現地で風邪を引いてもいいようにと薬代などに使いました。
「保険には加入しなかったの?」と疑問に思う方もいると思いますが、海外保険自動付帯のクレジットカードを持っていたので加入しませんでした。ちなみに、ワーホリで出会った人のほとんどは保険に加入していなかったと思います。自己責任なので、やはり加入しておいた方が安心できますね。
AUSワーホリ生活 2014年6月収支
さて、なんとか無事にケアンズ国際空港に到着する事が出来ました。上の表は最初の1ヶ月の支出表です。初日に電話番号を取得し、シェアハウス探しを始めました。幸運なことに安いシェアハウスをすぐに見つけることが出来たため、2日目にはシェアハウス生活をスタートすることが出来ました。銀行口座の開設とタックスファイルナンバーの取得が無事に終了し、働く準備が整ったので履歴書配りをスタートしました。
AUSワーホリ生活 2014年7月収支
履歴書を50枚ほど配りましたが、折り返しの連絡が来る気配もなく、あっという間に時間が過ぎて行きました。まさに火の車状態。「これは日本に帰ることになるかもしれない」そんな不安な生活を過ごしていましたが、現地で出来た友人の紹介で、仕事を斡旋してくれるエージェントさんに出会いました。
ネット上での仕事斡旋エージェントの噂はあまりよくなかったのですが、そんなこと言ってられないほどお金が底をついていたので、エージェントに頼ることにしました。
仕事の紹介のために900ドル払う必要があるということでしたが、時給の高いホテルで働けることを保証してもらい、クレジットカードのキャシッングで1,000ドル借金をして、紹介料を払いました。
紹介してもらえた職場はケアンズ市街地にあるホテルで、時給22.89ドル。一日4〜6時間、週4~6日勤務という好条件でした。私が担当する業務はホテルの室内を清掃するハウスキーピングと、ベッドシーツやタオルを洗濯するラウンドリー業務で、お客さんと接することはありませんでしたが、職場には私の他に日本人がいなかったので、英語を話す機会が多くありました。
ちなみにここまでの支出合計は約35万円ですので、私の貯金額を10万円ほど上回っています。いきなり借金生活です。貯金25万円でワーホリするのは無謀でした。
AUSワーホリ生活 2014年8月収支
8月1日から仕事が始まり、ホテルのバイト代がやっと入って来ました。オーストラリアは2週間ごとに給料日があるので、なんとか生活費を工面する事ができました。収入は約110時間勤務して2,240ドル、生活費やエージェントの紹介所を差し引いても約700ドルほど手元に残ったので、エージェントに仕事を紹介してもらって大正解でした。
AUSワーホリ生活 2014年9月収支
職場の雰囲気や仕事内容にも慣れてきて、お金の心配がなくなりました。この頃から職場で仲良くなった韓国人やハンガリー人と、一緒にお酒を飲むようになりました。ちなみにお酒代や交遊費は食費の中に入っています。朝食は、主に食パンにヌテラを塗って、昼食は出勤前に作った弁当のパスタか、ホテルのまかない、夕食は、豚肉かカンガルー肉を豪快に焼いて食べるという変な食生活を続けていました。なんと言っても、ワインが安かったので毎日のように安いワインを飲んでいました。
AUSワーホリ生活 2014年10月収支
この時点での貯金額は3,500ドルです。この頃の楽しみは図書館に行って本を読むことでした。我ながら素晴らしい節約ライフを送っていたと思います。シェアハウスの人達にも恵まれて、外食しなくても日本料理をみんなで作ったり、お酒を飲んだりして充実した生活を送っていました。
AUSワーホリ生活 2014年11月収支
仕事が終わるとビリヤードバーに行くことが多くなりました。ビール一杯でビリヤードを楽しむことが出来たので、そこまでお金はかかりませんでした。ビリヤードバーに行く以外は、相変わらず韓国人やハンガリー人と家に集まってゲームをしたり、安いワインを夜中まで飲んだりしていました。あまりお金を使いたがらない友達を見つけることが出来たのはラッキーでしたね。
AUSワーホリ生活 2014年12月収支
そういえば、携帯電話なのですが、職場の人からの連絡はLineで来ていたので最初の2ヶ月間以外は全く使っていませんでした。思えばシェアハウスの家賃も凄く安かったです。払うお金は週に70ドルのみ。冷蔵庫や自転車などは自由に使えたので、生活に困ることは一切ありませんでした。ちなみに洗濯は手洗いでしてました。シェアハウスの人はみんななぜか手洗いだったので、私もその流れで洗濯板で洗濯をしていました。12月といえばクリスマスですが、ケアンズのクリスマスは激暑なので、クリスマス気分は味わえませんでした。
AUSワーホリ生活 2015年1月収支
ワーホリ生活もカウントダウンが始まりました。私はセカンドビザを取得する気がなかったのと、姉の結婚式がもうすぐだったということもあり、ホテルでの6ヶ月を終えると同時に日本に帰ることを予定していました。(オーストラリアのワーホリでは同じ職場では6ヶ月しか働けないため)この時の貯金額は約7,000ドル。節約生活も全く苦ではありませんでしたし、この貯金額に満足していました。
AUSワーホリ生活 2015年2月収支
最後の4週間になりました。航空券は、Jetstarで2人分買うと1人分になるというセールをやっていたので、同じ職場の韓国人の友達と日程を合わし、一緒に帰ることにしました。せっかく仲良くなった職場のみんなと別れるのは悲しかったです。ギリギリの状態で生活していた始めの時期を思い返しながら、お世話になったシェアハウスのみんなや、現地で出来た友達には感謝しかありませんでした。
ワーキングホリデーの収支まとめ
この他にも収入から12%引かれた税金2,109ドルと、給料の9%である1,612ドルが退職年金として戻って来ます。なので総収支はあと3000ドルほどプラスされた10,218ドルになりました。
ワーホリ生活を振り返って
日本でアルバイトをしてもそれなりの額を貯金することが出来ましたが、労働時間も短く、英語の勉強も出来たので、時間を有効に使うことが出来ました。何より多くの友達に出会えたことは、かけがえのない宝物です。
無駄だったことを一つ挙げるとすれば、最初の就活期間です。始めからエージェントを使って仕事を確保しておけばよかったと思います。適当に仕事を斡旋する悪徳エージェントも多数いると聞くので、エージェント選びには慎重になったほうがいいですが、エージェントを使うのも一つの手段だと思います。
結局のところ、オーストラリアでワーホリをする時に必要な資金は最低50万円くらいかなと思います。あまり多いと無駄使いしてしまう人も多いですし、何をもって無駄使いとするのかは人それぞれですが、せっかくの高時給の国、オーストラリアで働くのであれば、出来るだけ貯金を増やす目的で行くのがいいですね。