最初に結論を言いますが、これからリゾートバイトをする方は調理補助の仕事だけはやめておいた方が賢明です。少なくとも、この記事を読んで、調理補助という仕事について理解してから働き始めることをオススメします。
一応前置きですが、これは私の体験談や、他のリゾートバイトスタッフから聞いた話をもとに書いています。一概に、これが全ての職場に当てはまるとは言いませんが、ぜひ、参考程度に最後まで読んで頂けたら幸いです。
リゾートバイト歴は5年で、これまでに4つの職場を経験しました。海沿いにある旅館や、スキー場の中にあるホテルなど、宿泊施設をメインにリゾートバイトをしています。現在は長野県のホテルで彼女とリゾートバイトをしています。
リゾートバイトの調理補助だけはオススメしません!【リゾートバイト6年目の独り言】
私が調理補助の仕事をオススメしない理由
まず最初に、なぜ私が調理補助の仕事をオススメしないのかという点ですが、それは単純に、他のリゾートバイトの仕事に比べて、精神的にも体力的にもきつい可能性が高いからというのが大きな理由です。
リゾートバイトには、ホテルのフロントや、旅館の仲居さん、スキー場のリフト係やチケット売り場など、色々な仕事がありますが、5年間リゾートバイトをした経験上、調理補助の仕事は、他の仕事よりも仕事内容がきつい傾向にあると思います。
調理補助は体力的にも精神的にもきつい仕事
調理補助のシフトは超過酷(朝早くて夜遅い)
調理補助は朝食や夕食に合わせてシフトが組まれるため、朝は5時半出勤、昼は休憩で、退勤時間は夜22時という中抜けシフトが基本となっています。
リゾートバイトでは調理補助だけでなく、フロントや、仲居の仕事でも、中抜けシフトが一般的ですが、朝5時半出勤というのは調理補助ならではの過酷なシフト体制で、ホテルのフロントや、旅館の仲居といった仕事では、調理補助のように朝早くシフトを組まれることはありません。
私の経験上、フロントは朝7時出勤の場合が多いと感じています。
ただでさえ過酷なシフト体制なのに、繁忙期は残業を強いられる可能性もあるため、睡眠時間が削られ、仕事中心の生活になってしまうことが考えられます。
シフト体制から察するに調理補助という仕事がいかに大変なのか想像するのは容易いと思います。
調理場はコミュニケーションが少ない
調理補助が精神的にきつい仕事と言える一番の理由として、コミュニケーションをとる機会が少ない点が挙げられます。調理補助は誰かと会話をする機会がほどんとなく、黙々と仕事をこなすことが求められます。
職場には大勢の料理人さんがいるため常に緊張感があり、気を抜く時間がないため、お客さんと会話ができる接客業に比べ、解放感がない点や、調理場という独特な雰囲気から、精神的にきつい仕事だと言えます。
ホテルのフロントや、スキー場のスタッフであれば、気軽に話せるようなことでも、調理場で仕事をしている時は話してはいけないというような雰囲気がある職場は多いです。
挨拶を返してこない調理人さん・調理場スタッフはかなり多い
他のリゾートバイトの職種(レストラン・フロントなど)と比べて、調理場スタッフは、挨拶を返してくれる人の割合が低い気がします。
廊下をすれ違う時や、出勤する時、仕事が終わった時、目が合っていても挨拶を返してこない人もいます。
挨拶を返してくれないからといって、その人の人間性を疑うわけではありませんが、やはり仕事は、健康的な人間関係が必要であり、挨拶は、人間関係を築く上で最も重要な要素です。
確かに、リゾートバイトスタッフは、職場の人たちにとって「短期で出稼ぎにきたやつ」程度の認識で、挨拶するまでもない存在なのかもしれませんが、正直、挨拶をすることが常識だと思っていた自分にとって、挨拶を返してもらえないのは、衝撃が大きく、挨拶を返して来ない方は社会人として失格だと思います。
教えることが下手な人が多い
調理場では、「仕事は見て覚えるもの」という昭和的な風潮が残っているところが多く、あまり仕事を教えてもらえなかったり、教えることが下手な人が多いように感じます。
もちろん、中には、丁寧に教えてくれる方や、優しく教えてくれる方もいましたが、基本的には、仕事を教えてもらうというよりかは、自分がちゃんと働ける人間なのかどうかを見極められているような感覚がありました。
リゾートバイトは短期のヘルプという立ち位置なので、まともに扱われないことが多く、調理補助として働き始めても、得るものは少ないような気がします。
リゾートバイトでオススメの仕事3選
ホテルのフロント業務
私の経験上、ホテル業務の中で最も安心して働ける仕事はホテルのフロントだと思います。フロント業務は、会話が仕事のため、職場の雰囲気が明るい傾向にあり、業務内容もチェックイン・チェックアウト等のシンプルな作業ばかりです。
また、リゾートバイトで他のリゾート地に移りたい場合でも、フロント業務を経験していれば、次の仕事に困ることはなく、過去の経験が活かせる仕事だと言えます。
リゾートバイトで友達をたくさん作って、楽しく働きたいという方には、色々な職種の方や、お客様と接する機会の多い、ホテルのフロントをオススメしたいです。
ホテルのルームクリーニングスタッフ
会話が苦手で接客業はあまりしたくないという方には清掃業務がオススメです。ホテルの清掃業務は朝9時や10時から仕事が始まる場合が多く、シフト体制が楽な傾向にあります。また、仕事自体も、一度覚えてしまえばとても楽で、1人で作業することが多いため、ストレスフリーな環境で働くことが可能です。
会話は苦手だけど、素早く動くことに自信がある人や、効率を考えて働ける人には清掃業務がとてもオススメです。ホテルの清掃は、高齢な方が多く働いている傾向があり、清掃スピードが速いだけで、とても歓迎されます。
スキー場のスタッフ
スキー場のスタッフと言っても、リフト係からスキー場内にあるレストランスタッフまで、色々な仕事があります。私がおすすめするのは、スキー場内の売店や、チケット売り場です。
冬のスキー場はとても忙しいイメージがありますが、スキー場内の業務は単純化されているところが多く、覚えなければいけないことが少ないため、比較的仕事内容が簡単だと言えます。スキー場は、いわゆるレジャー施設なため、ホテルや旅館といった職場よりもビジネス感が薄れており、友達が作りやすい環境になっています。
まとめ:リゾートバイトの仕事はこだわりを持って探すこと