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オーストラリアの最低賃金とアジア人による違法労働の実態

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世界最古の熱帯雨林が原生するキュランダや、世界最大のサンゴ礁地帯であるグレートバリアリーフなど、世界屈指の大自然に囲まれたケアンズには年間約200万人もの観光客が来るという。そんな明るい事実とは裏腹に、アジア人による違法労働がまかり通っているのが現状だ。

観光客の他に、ケアンズにはたくさんのワーホリメーカーや、語学留学生が来るのだが、彼らには規定の範囲内に限り働く権利が与えられている。ワーホリメーカーや留学生達は自分たちで仕事を探すのだが、必ずしも全員が仕事を見つけられるとは限らない。

英語力が足りずコミュニケーションを取る事が出来ない人や、求人についての情報が少ない人は、余程の運が無い限り仕事を見つけるのは難しいだろう。そんな人に手を貸すのが違法労働をさせているアジア人経営者だ。

アジア人経営者は仕事を見つけられなかった人を集め、最低賃金以下の給料で働かせている。オーストラリアの最低時給は場所や年齢、雇用形態などにより、原則17.29ドルと定められているが、最低時給を下回る9ドルから13ドルほどで働らかされるのだ。

旅行者が1度は訪れるお土産屋や、欧米人に人気の日本食料理屋、マッサージ店などのほとんどは、違法労働により店が運営されている。これらの店に共通することは、経営者がアジア人であること。韓国人や中国人、日本人も例外ではない。

下の画像はケアンズの海岸沿いに位置する「ナイトマーケット」と言われる場所だが、この建物の中で働いている従業員のほとんどが最低賃金以下で働いている。

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この建物以外にも、通りに店を構えているお土産屋やアジアン料理屋のほとんどが、最低賃金を払っていない。政府の規制により、年々違法労働をさせる店は減ってきているが、未だに半数以上は違法経営であると言える。この問題は、ケアンズに限らずシドニーメルボルンなどの大都市でも起こっているので、これから就労を目的としてオーストラリアに渡航する人は注意が必要だ。

 

Kiwi

今回はオーストラリアの違法労働についての記事でした。違法労働をさせる店が当たり前の様に存在しているので感覚が麻痺しているのか、現地の日本人はそれほど大きな問題ではないと思っているようです。違法労働の問題点は、最低賃金を下回っているということよりも、契約が正式に交わされていないことです。本来は税金の書類や、ビザなどの滞在証明を提出する義務があるのですが、違法の店で働く場合は提出する必要がありません。オーバーステイ密入国をした不法滞在者でも働くことが出来るのです。違法で人を働かせるということは人権問題にも繋がりますよね。